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新V初代王者から最高峰の舞台へ!新体制で更なる高みを目指すフラーゴラッド鹿児島の新章
新V初代王者から最高峰の舞台へ!新体制で更なる高みを目指すフラーゴラッド鹿児島の新章
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新V初代王者から最高峰の舞台へ!新体制で更なる高みを目指すフラーゴラッド鹿児島の新章

2026.10.16

九州唯一のSV.LEAGUE MEN所属クラブとして新たな一歩を踏み出すフラーゴラッド鹿児島。地域密着の強固なバックアップを力に、V3・新V.LEAGUEで初代王者に輝くなど着実な進化を遂げてきた。今季は新主将の峯村雄大をはじめ実績豊富な国内勢とスケール豊かな外国籍選手が一挙集結。鹿児島、そして九州の期待を胸に、最高峰の舞台でさらなる躍進を目指すチームの歩みと見どころに迫る。

九州にバレーの灯を!地域とともに歩む鹿児島からの挑戦 

九州は高校バレーの強豪校がしのぎを削る激戦区として名高い。しかし男子においては、大分三好ヴァイセアドラーの降格(2023年)と休部(2024年)以降、トップカテゴリー所属クラブが不在の状況が続いていた。 そんななか立ち上がったのが、2021年に設立されV.LEAGUE参戦を目指したフラーゴラッド鹿児島だ。2023-24シーズンにV3男子参戦を果たすと、運営会社フィールドエックスの小園康夫代表、鹿児島商高OBで同校スタッフを務めた川畑俊輔GMらが中心となりクラブを牽引。ホームアリーナ要件という大きなハードルに対しても、地元・日置市とのメタバース観戦事業など先進的な集客スタイルを提示してSVライセンスを取得した。さらに、日置市出身の福留大士氏が率いるチェンジホールディングスとの連携により、強固な支援体制を確立。地域スポーツの発展と地方創生の実現に向け、着実な歩みを進めている。
参戦初年度のV3男子で優勝を飾ると、翌2024-25シーズンの新V.LEAGUEでも初代年間王者に君臨。2025-26シーズンは西地区3位(全体5位)でプレーオフ進出こそ逃したものの、最高峰の舞台であるSV.LEAGUEでの戦いに向け、チームはさらなる高みを目指した大型補強と組織変革に乗り出している。「これはクラブにとって大きな挑戦であると同時に、鹿児島、そして九州にとっても大きな一歩です」と小園代表が語る通り、クラブは新たな次元へと踏み出した。

新主将・峯村雄大と実績十分の新戦力!強力な布陣で挑む最高峰

記念すべき歴史的シーズンの主将に就任したのは、長野出身のアウトサイドヒッター峯村雄大だ。昨季は東京グレートベアーズからのレンタル移籍だったが、今季から完全移籍となり大役を担う。高い守備力と優れたコミュニケーション能力を兼ね備え、学生時代や東レアローズ静岡時代にも主将を務めた実績を持つ。新たな一歩を踏み出すチームを力強く導くリーダーとして、最適な人選と言えるだろう。 さらに、同じくレンタルから完全移籍へ移行したミドルブロッカー山田大悟に加え、東京GBからはリベロ谷口渉やコーチ陣が加入。東レ静岡からはセッター酒井啓輔とアウトサイドヒッター小澤宙輝、レーヴィス栃木からはアウトサイドヒッター笠利真吾と、即戦力となる実力者たちが加わった。
チームとして初めて迎える外国籍選手については、一挙4人を獲得。クリストファー・バイアム(カナダ代表オポジット/199㎝)、ジェシー・エルサー(カナダ代表アウトサイドヒッター/203㎝)、ペッテリ・ティーニスマー(フィンランド出身ミドルブロッカー/203㎝)、ジョセフ・ブライアン・カストロ(フィリピン出身ミドルブロッカー/196㎝)というスケールの大きな面々の個性をいかに融合させ、組織力へと昇華させるか。宇部商高時代に藤中3兄弟(謙也、優斗/ともにジェイテクトSTINGS愛知、颯志/東レ静岡)らを鍛え上げた名将、2シーズン目の藤田高教ヘッドコーチの手腕にも大きな期待が集まる。

2024-25シーズンの劇的なV.LEAGUE優勝を経て迎えた昨季(2025-26シーズン)は、新指揮官と新セッターを迎えた体制で開幕。軸となって戦ったのは移籍加入した鹿児島出身のアウトサイドヒッター迫田郭志と、Vリーグ参戦時から大車輪の活躍を続ける宮崎出身のオポジット長友優磨で、2人はレギュラーラウンド総得点で東地区・西地区全体での1位と2位に名を連ねた。特に34歳の長友は180㎝という小柄なサウスポーだが、バックアタックの威力と安定感はリーグでも群を抜く水準を誇り、サービスエースの本数でもトップ(サーブ効果率は全体3位)に輝いた。

一方で、得点源の2人にやや頼る戦いを強いられたことは、5位にとどまった要因の一つに挙げられる。峯村やリベロ久保田雅人(昨季限りで退団)を中心に、チームとしてのサーブレシーブ成功率は西地区1位だったが、ミドルブロッカーは山田の対角が思うように固まらず、全体のアタック決定率は物足りない結果(西地区5位)に。攻撃パターンの多様化や、西地区のランキングで8位止まりとなったブロックの強化においても課題が残った。

前向きに進化を重ねる!新ユニフォームに込めた鹿児島からの挑戦

今季は多くの選手が新たに加わったため、どのようなカラーのチームになるのかはまだ見えてこない。これまでとは違って、敗れる試合の数も増えることだろう。そうして模索を続けるなかで、また新たなフラーゴラッド鹿児島のスタイルが築かれるはず。そんなシーズンが始まろうとしている。

新ユニフォームのオレンジは桜島を、ダークネイビーは鹿児島の空と海を想起させるものとして採用。クラブ名はイタリア語で「イチゴ」を意味する「フラーゴラ」と、鹿児島弁の「~っど」を掛け合わせたもので、「前向きに進む」「地元とともに歩む」という思いが込められている。九州唯一のSV.LEAGUE MEN所属クラブとして、鹿児島からの新たな挑戦が幕を開ける。

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