バレーボールの大きな魅力のひとつは、最後の1点が決まるまで勝敗の行方が分からないことだ。
サッカーやバスケットボールのような試合時間の制限がなく、指定のセット数(3セット先取)を勝ち取ることで勝敗が決まるルールだからこそ、どれだけ追い詰められても、ボールを床に落とさず繋ぎさえすればいつでも逆転のチャンスが残されている。
その最たる例が「リバーススイープ」だ。第1・第2セットを相手に連取され、後がない極限状態から第3・第4・第5セットを3連続で奪い返し、セットカウント3-2で逆転勝利を収める劇的なドラマを指す。
2025-26 大同生命SV.LEAGUE WOMEN CHAMPIONSHIPのクォーターファイナル8試合、セミファイナル5試合、ファイナル2試合の計15試合のうち、この条件を満たしたのはわずか1試合。本記事ではその試合を紹介する。
4月20日(月)開催:SAGA久光スプリングス vs PFUブルーキャッツ石川かほく
2026年4月20日にSAGAアリーナで行われたWOMENセミファイナルGAME3。レギュラーシーズンをSAGA久光は2位、PFUは3位で終え、ともにクォーターファイナルを2連勝で突破した。セミファイナルは2戦先勝方式。PFUがGAME1を3-1で制したのに対し、SAGA久光は翌日のGAME2をフルセットの末3-2で取り返す。1勝1敗で迎えた3日連戦のGAME3は、勝てばファイナル、負ければシーズン終了という文字通りの決定戦だった。
SAGA久光スプリングスが起こした大逆転
3700人以上が詰めかけたSAGA久光スプリングスのホームアリーナでもあるSAGAアリーナで、先手を取ったのはPFUだった。第1セットを25-18で奪うと、第2セットもデュースにもつれ込んだ接戦を27-25で制する。PFUはセットカウント2-0。PFUがファイナル進出まであと1セットに迫る。しかしここからSAGA久光が反撃。第3セットを25-22、第4セットを25-19で追い上げ、第5セットを15-11でつかみ取り勝利した。
ファイナルへ進んだSAGA久光は、横浜BUNTAIで大阪マーヴェラスと対戦。GAME1を3-2、GAME2を3-0で制し、2025-26シーズンのSV.LEAGUE WOMEN王者に輝いた。
あと1セットでシーズンが終わるところから蘇ったこのセミファイナルGAME3は、優勝への道をつないだ大きな転換点だったといえる。
現地アリーナでしか味わえない「空気が変わる瞬間」
熱戦の火蓋が切られ、怒涛の盛り上がりを見せるSVリーグ。あなたがアリーナへ足を運ぶその一戦でも、最後の1点まで何が起こるかは分からない。選手たちが追い込まれた状況から立ち上がり、アリーナの空気を変えていく瞬間を、ぜひ現地で体感してほしい。
観戦チケットや試合スケジュールなどの最新情報は、各クラブの公式サイトおよびSVリーグ公式チケット販売サイト「チケットV」で確認できる。ぜひアリーナでその盛り上がりを体感しよう!
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