今季の「大同生命SV.LEAGUE」でこれまでにない試みとして行われたのがリーグ初となる「海外公式戦」の開催だ。
戦いの舞台として選ばれたのは、絶大なバレーボール人気を誇る国タイ。なぜSVリーグは海外進出の第一歩としてタイを選んだのか。そして、そこからどのような未来を描こうとしているのかを紹介していく。
現地での公式戦開催が持つ意味
SVリーグでは「2030年までに世界最高峰のリーグになる」という目標を掲げている。そのための国際戦略においてアジアを重点市場と位置づけ、「日本のバレーボールリーグ」から「アジアのバレーボールリーグ」への発展を目指している。その最初の拠点としてタイが選ばれた理由は、現地における圧倒的なバレーボール人気と競技レベルの高さだ。
タイではバレーボールが国民的スポーツとして深く浸透している。女子タイ代表はアジア選手権で4度の優勝(2009年、2013年、2023年、2026年)を誇り、FIVBネーションズリーグでも世界トップレベルと渡り合ってきた実績を持つ。また、タイのトップ選手たちが長年にわたり日本のプロリーグで活躍してきた歴史や、日本でプレーしたタイの選手たちがその後、「タイランドリーグ(Thailand League)」と呼ばれるタイのプロバレーボールリーグで活躍するなど、両国のバレーボール界には深いつながりと交流の歴史がある。
タイでの試合は今回が初めてではない。2025年にはMENのプレシーズンマッチ(大阪ブルテオン vs 東レアローズ静岡)をタイで開催した。そのうえで、今回WOMEN・MENそれぞれ1カード2試合の、リーグ史上初めての海外公式戦を実施する運びとなったのは、両国間の長年のリスペクトと強固な絆があったからこそだろう。
新フェーズへ突入するSVリーグ
タイで開催される試合が、勝敗によって順位が左右される「公式戦」として行われるのにはSVリーグの未来を見据えた狙いがある。
異国の熱気の中で挑む真剣勝負は、選手たちに貴重な国際経験をもたらし、リーグ全体の競技レベルを引き上げる。同時に、現地の熱狂とともに東南アジア全域へ届けられる試合映像は、SVリーグを「アジア最高峰のエンターテインメント」として強くアピールする契機となるはずだ。さらに、現地で日本トップレベルのプレーを直接見せることで国境を越えた熱狂的なサポーターを醸成し、クラブの事業成長や国際的な価値向上へと繋げていく。
試合日程
2026-27シーズンの大同生命SV.LEAGUEは、リーグ史上初となる海外での公式戦「THAILAND GAMES」を女子は開幕戦として、男子は1月に開催することとなった。
FIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)のファイナルラウンドや世界選手権など、数々の国際大会の舞台となってきた名門アリーナである「フアマーク・インドアスタジアム」が会場となる。
2026年10月10日(土)・11日(日)に行われた女子の開幕戦ではSAGA久光スプリングス vs アリーザ愛知が激闘を繰り広げた。年明けにも男子の試合が決まっており期待は高まるばかりだ。
【男子】大阪ブルテオン vs ヴォレアス北海道
日程:2027年1月23日(土)・24日(日)
国境を越えた熱狂の瞬間がすぐそこに!
日本のコートで積み重ねられてきた緻密な戦術と躍動感あふれるプレーが、タイのアリーナを熱狂の渦に巻き込んでいる。シーズンを通して加速し続けるリーグの挑戦から、一瞬たりとも目が離せない。
観戦チケットは海外での興行となるため、SVリーグ公式チケットサイト(https://ticket-v.jp/ )だけではなく、現地チケット販売サイトのThai Ticket MajorとSISTIC Singaporeでの販売も実施している。
試合スケジュールなどの最新情報は、ぜひとも各クラブの公式サイトで確認してほしい。
- SVリーグ 公式サイト: https://www.svleague.jp/
- SVリーグ 公式チケットサイト: https://ticket-v.jp/
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