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SV.LEAGUE JOURNAL

【2025-26 大同生命SV.LEAGUE WOMEN総括①】中田久美HCが率いたSAGA久光の劇的ドラマと、皇后杯覇者・大阪MVが魅せた絶対的勝負強さ
【2025-26 大同生命SV.LEAGUE WOMEN総括①】中田久美HCが率いたSAGA久光の劇的ドラマと、皇后杯覇者・大阪MVが魅せた絶対的勝負強さ
シーズン振り返り

【2025-26 大同生命SV.LEAGUE WOMEN総括①】中田久美HCが率いたSAGA久光の劇的ドラマと、皇后杯覇者・大阪MVが魅せた絶対的勝負強さ

2026.06.30
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SV.LEAGUE WOMEN CHAMPIONSHIP。栄冠を巡る戦いは、激しいメンバーの入れ替えや故障禍、そして歴史的な大逆転劇が織りなす、一瞬たりとも目が離せないドラマとなった。

本記事では、激動のシーズンを潜り抜け、CHAMPIONSHIP Finalsの頂上決戦で火花を散らしたSAGA久光スプリングスと大阪マーヴェラスの2チームをクローズアップ。熱狂のシーズンの舞台裏と、彼女たちがコートに刻んだ足跡を振り返る。

【SAGA久光スプリングス】:逆境を力に変えた戦略的補強。中田久美HCと掴んだ波乱万丈の復権ロード

開幕3連敗からの13連勝、そして相次ぐ主力離脱のピンチ
シーズン当初最大のトピックは、9年ぶりに古巣の指揮官へと復帰した中田久美HC(=ヘッドコーチ)の存在。荒木彩花、北窓絢音、西村弥菜美といった若き才能が順調な成長を見せるも、開幕3連敗を喫し下馬評は決して高くはなかった。しかし、そこから怒涛の13連勝で周囲の評価を覆し、レギュラーシーズンを2位(1位のNEC川崎と同勝敗)で通過。その一方で、11月に深澤めぐみがコンディション不良で離脱、1月後半にはオルガ・ストランツァリが急遽退団するなど、チームは万全とはいかない状態であった。

反撃を支えた新戦力の融合と、精神的支柱の存在
この窮地を救ったのが、2月に緊急合流したジュリー・レングヴァイラー。彼女の存在なくしてSAGA久光の復活劇は語れない。また、若手主体のチームにあって、セッター・栄絵里香のブレない堅実なトスワークはチームの生命線となり、彼女自身も2026年度の日本代表に選出される最高のシーズンを送った。

CHAMPIONSHIP SemiFinals0-2からの大逆転、そして歓喜の頂点へ
ドラマのハイライトは、PFUブルーキャッツ石川かほくを迎えたCHAMPIONSHIP SemiFinals GAME3。負ければ終わりの崖っぷちで、2セットを先取される状況から途中出場のレングヴァイラーが試合の流れを完全に変える。起死回生の大逆転でへ駒を進めると、その勢いのまま勝利の女神を味方につけ、見事頂点へと駆け上がった。

【大阪マーヴェラス】:苦境を跳ね返す勝負強さ。皇后杯を制した前季女王の誇り

初代女王の意地と、198cmの若き新星の台頭
連覇を狙う今シーズン、昨季の功労者・蓑輪幸がチームを去ったものの、新加入の22歳、198cmのサマンサ・フランシスがその穴を補って余りある奮闘を披露。リセ・ファンヘッケとの強力なブロックの壁を築き、チームの守備リズムを構築した。しかし他チームのマークも厳しく、レギュラーシーズンの黒星は昨季の「7」から「14」へと倍増。NEC川崎やデンソーに負け越し、4位でのCHAMPIONSHIP進出となった。

世界基準のテクニックと泥臭さ。林琴奈&田中瑞稀のダブルエース
苦しい戦いが続くなかでも大阪MVが輝きを放ち続けたのは、林琴奈とキャプテン田中瑞稀という「抜群のゲームメイク力」を持つ2人の存在が大きかった。決して高くはない身長ながら、リベロ西崎愛菜らとともに見事なディフェンスを披露。何より卓越したテクニックと勝負強さで、勝負どころの局面を何度も打開してきた。

逆転の大阪マーヴェラス、CHAMPIONSHIP Finalsでの惜敗
その勝負強さが爆発したのが昨年12月の皇后杯決勝。優勝に王手をかけたNEC川崎を鮮やかな逆転劇で下し、見事にタイトルを奪取。CHAMPIONSHIPでもその再現が期待されたが、CHAMPIONSHIP SemiFinalsから怒涛のラストスパートを見せて勢いに乗るSAGA久光の猛攻の前に、惜しくも準優勝。連覇こそ逃したものの、前回王者のプライドを随所に見せつけたシーズンとなった。

2025-26 大同生命SV.LEAGUE WOMEN CHAMPIONSHIP Finalsは、まさに「執念とドラマ」が交錯する歴史的な結末を迎えた。
相次ぐ主力の離脱という絶望的な状況から、反撃の補強と中田久美HCの指揮のもとよみがえり、劇的な逆転で頂点を極めたSAGA久光。一方、レギュラーシーズンの苦戦を物ともせず、皇后杯制覇で見せたような驚異的な勝負強さで勝ち上がってきた大阪MV。

両チームが魅せた、1球に懸けるディフェンスへの執着、そして戦術の枠を超えたドラマチックな攻防は、これからのSVリーグがさらにハイレベルでエキサイティングな舞台になることを確信させるに十分なものだった。新王者となったSAGA久光の黄金時代が再び始まるのか、あるいは大阪MVをはじめとするライバルたちがこの雪辱を果たすのか――。女子バレー界の熱き戦いは、すでに次なるフェーズへと向かっている。

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